投手が走りこむ際に注意すべき2つのポイント

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投手にとってロードワーク(走り込み)というのは非常に重要なトレーニングとなります。特に長いイニングを投げることになる先発投手は、他の投手よりも多くの距離を走る必要があります。ですがここで間違ってはいけないのは、ただ長い距離を走ればいいということではない、ということです。つまり、毎日10kmずつ走っていたとしても、走り方を間違ってしまっては最良のトレーニング効果は得られないということです。では投手にとってロードワークの意味とは何だと思いますか?

まず第一に挙げられるのはスタミナです。しかしこれは以前の投手育成コラムでも書いた通り、ボールを投げるためのスタミナ強化ではありません。いくら走り込みをしたところで、投球スタミナをアップさせることはできないのです。では何のためのスタミナかと言うと、それはより多くの練習をするためのスタミナとなります。ロードワークで得られるのは基礎体力です。これは練習をこなすために必要なスタミナであり、投球スタミナとは別のものとなります。

そしてこのスタミナですが、週に1~2回走る程度では高い効果は得られません。スタミナというものを非常に簡潔に解説をすると、これは体内の毛細血管を増やすということになります。長距離を走ればたくさんの毛細血管が切れてしまいます。一度切れた毛細血管が再び繋がることはありませんが、ロードワークを毎日継続することで、毛細血管はどんどん新しく増えていきます。毛細血管は増えれば増えるだけ、基礎体力をアップさせてくれるのです。

基礎体力がアップすると、投球練習やバッティングピッチャーをしていても、そう簡単にばてなくなります。野球を上手くなるためには、反復練習が非常に大切です。その反復練習を数多くこなすために必要なのが、ロードワークによって得られる基礎体力というわけなのです。そういう意味で、投手にとってロードワークは欠かすことのできないトレーニングと言えるわけなのです。

さらにもう1点、ロードワークには大きな意味があります。投手はマラソン選手ではありません。ですのでタイムは計測する程度で、タイム自体を気にする必要はありません。気にするべくは、走っている時のフォームです。腕の振りと脚の動きがしっかり連動しているかどうか、これが非常に重要なのです。上半身と下半身の連動は、ピッチングモーションに於いては非常に重要な要素です。上半身と下半身が上手く連動していないモーションでは、伸びのある良いストレートを投げることはできないからです。

そこで意識して欲しいのが、走っている最中の肩甲骨と股関節(骨盤)の動きです。この2ヵ所を柔軟かつスムーズに動かし、動作が連動するように意識して走るようにしてください。走るという運動は、どのようなスポーツにとっても基礎の基礎となるものです。その基礎を大切にすることこそが、上達への第一歩となります。

言い方を変えると、走るというシンプルな動作で上半身と下半身を連動させることができなければ、ピッチングモーションという複雑な動作で上半身と下半身を連動させることはできないのです。

最後にまとめておきましょう。投手にとってロードワークをする際気を付けるべく点は、ほとんど毎日継続的に走ることと、上半身と下半身を連動させて走るということです。このポイントをクリアしてこそ、ロードワークで高い効果を得られるようになるのです。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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