ピッチャーズプレートは蹴らない方が良い理由 Part II

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プレートは蹴るのではなく、エッジングという形を作る!

少年野球チームなどでピッチングの指導を受ける際、ピッチャーズプレートを蹴るようにと教わることがあります。しかし僕のオンラインレッスンではそのようなコーチングはせず、どちらかと言えばプレートは蹴らないようにとコーチングをしていきます。

その理由の一つは『ピッチャーズプレートは蹴らない方が良い理由 Part I』でも少し書いたことではありますが、軸足でプレートを蹴ってしまうと上体がその勢いで突っ込みやすくなり、さらにはリリースポイントが不安定になってしまうからなのです。

ではプレートを蹴らないで投げるにはどうすればいいのか?!それは可能な限り軸足をプレートに接着させておくということです。この時、セットやワインドアップからステップする側の足が、フリーフットを作るために地面から離れた瞬間から、軸足はエッジングの形(プレートと並行に、軸足のスパイクをパタっと倒し、内踝が地面に付くような形)を取っていきます。まずこの形を作ることによって、並進運動がスムーズに行くようになります。

動作のブレはステップする側の膝とエッジングでなくす!

僕のオンラインレッスンでは、制球力と球威をアップさせる方法として、可能な限り軸足をプレートに接着させておくようにとレッスンしているのですが、そうすることにより、体の前後のブレを最小限に抑えることができるのです。前方へのブレはステップ脚の膝で防ぐことができ、後ろへのブレはエッジングによって抑えることができます。

ボールは人差し指、中指、親指の3本を使って握りますが(ハイレベルなピッチャーは親指は使わない)、この時の軸足のエッジングは、ボールを握る親指のような役割を果たしているのです。

親指を使わなければ、上級者以外はボールを握ることは困難です。逆に親指を使い過ぎてしまうと今度はボールの回転に悪影響を与えてしまいます。プレートを強く蹴る投球動作とは、親指を強く使ってボールを握るようなものなのです。

そして親指の本来の役割は反力を人差し指と中指に与えることです。そうすることにより初級・中級選手の場合はグリッピング(握り)が安定し、人差し指と中指の付け根を強く使い、ボールに鋭いスピンをかけられるようになります。

ちょっと難しい内容になりますが、上記のような原理が働いているために、軸足はプレートを蹴るよりは、まるで根が生えたかのようにエッジングの形で極力長い時間プレートに接着させておいた方が、投げるボールに好影響を与えることができるのです。

踵を立てないようにスパイクを裏返していこう!

なお軸足はこの後、エッジングからP革を経由して裏返っていくわけですが、この時踵が立たないように注意してください。踵が立ってしまうと重心が上げ直されてしまい、低めに伸びのあるボールを投げることができなくなってしまいます。

そうならないためにもエッジング以降はP革を支点にし、靴ひも(特に靴紐の外側の穴のライン)にべったりと土が付いてしまうほど低いところで足を裏返していくようにしましょう。裏返すとはつまり、スパイクのクリーツが上を向き、靴ひもが地面を向いている形です。

プレートを蹴らずに、逆にプレートを支えにするようなイメージで上手く利用することができれば、投球動作全体のブレが軽減され、制球力は飛躍的にアップしていきます。そしてさらにはボールのスピンも安定してきます。

軸足とリリースポイントを結んだラインを一直線にしよう!

そしてボールリリースの瞬間に、まだ裏返った軸足の爪先がプレート付近に置かれていると、その軸足とリリースポイントを結ぶラインが一直線になり、エネルギーが効率よくボールに伝わるようになり、球威球速がアップしていきます。

プレートを蹴れば初速だけはアップさせることができます。そのため球威がアップしていると錯覚してしまいがちなのですが、実際にアップしているのは初速だけで、終速はほとんどアップしません。そのために伸びのないストレートになってしまいます。さらにはプレートを蹴ると軸にブレが生じてしまうため、制球力も球質も低下します。

質の良いボールを投げられるようになるためにもプレートは蹴るのではなく、ブレをなくし、エネルギーの伝達性を良くするための支えとして上手く利用するようにしましょう。

  • プレートは蹴るのではなく、エッジングという形を作る!
  • 動作のブレはステップする側の膝とエッジングでなくす!
  • 踵を立てないようにスパイクを裏返していこう!
  • 軸足とリリースポイントを結んだラインを一直線にしよう!

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コラム筆者:カズコーチ@プロの野球コーチ
プロ野球選手の個人指導(主にパ・リーグ)経験も豊富!肩肘を痛めずパフォーマンスを向上させられる指導法が好評!

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