ピッチャー,プレート,反力エネルギー,蹴るについて書かれている投手育成コラムです。

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ピッチャーズプレートは蹴らない方が良い理由 Part I


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「投げる時にプレートを強く蹴りなさい」と指導されるコーチがいらっしゃいます。これが正解なのか不正解なのは受け取る側である選手の問題です。しかし僕がコーチングをする際は、ピッチャーズプレートは蹴らないように指導しています。

なぜ僕が蹴らないように指導をするかと言うと、それは反力エネルギーが2方向になってしまうためです。反力エネルギーとは、地面から得られるエネルギーのことで、重力があるからこそ利用できるものです。僕は、この反力エネルギーは地面からのみ得るべきだと考えています。しかしプレートを蹴ることで、プレートの側面からも反力エネルギーが生まれてしまうわけです。

以前の記事で、腹筋が弱いことで、下半身で生み出したエネルギーが肩に集中し、肩を故障してしまう可能性があるということを書きました。今回の話も、それに似たお話です。必要以上のエネルギーを投球動作の中で生み出してしまうと、どうしても使い切れないエネルギーが出てきてしまいます。そのエネルギーが肩に集中してしまうことで、肩はエネルギー過多状態となってしまい、そのストレスによってローテーターカフの故障を招いてしまいます。ちなみにフォロースルーや投球後に身体がグラブ手側に流れる動きは、多少余ってしまったエネルギーを開放するための動きです。

そもそもプレートを蹴らなくても、強いボールを投げることは可能です。プロ野球のエース級のピッチャーの中で、プレートを蹴っているピッチャーはほとんどいません。逆にプレートを蹴っているピッチャーを探すと、だいたいが先発として安定した結果が出せずにいる豪腕タイプのピッチャーです。そしてそういうピッチャーの多くは、大きな肩や肘の故障を経験しています。

プレートを蹴ってさらなる反力エネルギーを生み出してしまうと、それはボールを投げる作業だけでは使い切れないのです。大人でもそれにより肩を壊してしまうのですから、子どもならなおさらです。さらにプレートを蹴る動作により、体幹にブレが生じてしまいます。このブレが生じてしまうと、肩が体幹のブレにより不必要に引っ張られてしまう可能性が出てきます。これはもちろんローテーターカフの損傷に繋がります。

プレートを蹴ると、その場限りの球威を得ることはできるかもしれません。しかし長い目で見るならば、プレートを蹴らなくても、もっと自然な形で投球に対するエネルギーを生み出せる、選手個々の体格・体形に合ったピッチングモーションを作り上げるべきだと僕は考えています。

ピッチャーズプレートは蹴らない方が良い理由 Part II
ピッチャーズプレートは蹴らない方が良い理由 Part III

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このコラムは野球のプロコーチKazが書きました。
c-kaz.jpg 2010年1月から、小学生〜プロ選手まで指導する野球の個人レッスン専門コーチをしています。 怪我をしない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいたり、 Yahoo!ニュースで投手育成コラムとスラッガー養成コラムを野球関連の参考記事として紹介いただいております。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターしておけば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!そしてもちろん大人の方も受講可能です!

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