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2011年05月12日

投手や野手の肘はなぜ下がってしまうのか?


野球というスポーツでボールを投げる際、肘が下がってしまうとまさに百害あって一利なしという状態になります。肘が下がることで球威は衰え、変化球にも切れがなくなり、肩や肘を痛めるリスクも高まります。そのため投手も野手も問わず、ボールを投げる際は誰もが肘が下がらないように気をつけています。しかし実際にはどうしても下がってしまいます。なぜ肘は下がってしまうんでしょうか?

まず考えられることは、筋力不足です。これは小中学生の野球少年・少女によく見られるケースなのですが、筋力が少ないために、ボールの重さによって肘が下がってしまうんです。小学生低学年はD号、高学年はC号、中学生はB号と、大人が使う硬式球やA号に比べると重さもサイズも小さいボールを使っているにも関わらず、やはりその子の体格によってはそれでも重いということがあります(リトルやシニアなどは小中学生も硬式球を使います)。

また、大人の選手にとってもA号や硬式球が重く感じられることが多々あります。筋力不足だけではなく、疲労もその1つの原因となります。先発ピッチャーであれば、ボールが100球を越すと疲れを隠すことはできません。下半身に粘りが見られなくなり、身体をしっかりと沈ませて投げられるなくなることで、相対的に肘が上がらなくなってしまいます。でもこの場合は、走り込みや腕立て伏せで改善させることが可能です。要は筋力やスタミナをつければ良いということなのです。

しかしここで話を終わらせてしまってはコーチングの意味がなくなってしまいます。ということで、更に話を深めていきましょう。と、その前に、以下の2つの動作を行ってみてください。ボールは持たず、動きだけで大丈夫です。

①ボールをキャッチャーフライのように投げ上げる動作

②ボールを地面に叩きつける動作

どうですか?この2つの違いに気付きましたか?まず①のボールを投げ上げる動作。ボールを投げる際、肘は肩よりも下にあったと思います。逆に②のようにボールを地面に叩きつける動作では、肘は肩と水平か、少なくとも上にあったはずです。これこそが、肘が下がってしまうメカニズムなのです!

例えばピッチャーの場合。ボールに力がなかったり、疲れて来たりすると、ボールはお辞儀をして低めのボールゾーンにしか行かなくなってしまいます。するとピッチャーは、ボールを上の方に投げ上げようという無意識の意識を持ってボールを投げてしまうわけです。ボールを上に投げるためには、肘は下から出さなくてはなりません。つまり、肘は自ずと下がってしまいます。

野手の場合もそうです。例えば小学生の三塁手や遊撃手は、一塁までの距離が遠いためにどうしてもボールを投げ上げようとしてしまいまう。その結果肘が下がってしまい、肩や・肘を痛めてしまう結果となってしまいます。D号やC号ならまだしも、硬式球であればなおさらです。

このような場合、重要になってくるのは監督やコーチの選手を見る能力です。良い監督やコーチであれば、子どもが無理をし出したのがすぐに分かります。そういう時はすぐにピッチャー交代をさせたり、野手を入れ替えたりの処置を行うはずです。ですが子どもが無理をし出しているのに気付かずにプレーをさせてしまった場合、長期のリハビリを要する故障を引き起こしてしまうことがあります。

ボールを投げ上げてしまうことへの対処法としては、キャッチボールなどで、ワンバウンドの強いボールを投げさせる練習をさせるのは効果があります。意識してワンバウンドを投げさせることで、肘は自然と上がっていきます。もちろん上がり過ぎは逆に故障のリスクが出てきますが、しかし常に上げ癖を付けさせておくことで、ボールを投げ上げようという無意識の意識は薄められるはずです。あとは指導者がしっかりと選手を観察し、投げ上げ出したらすぐに交代させて休ませてあげることが大切になってきます。


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