毎年3月にその年のルールブックが発売されるのですが、これは最低限チームで1冊持つべきだと思います。1冊¥1000くらいですので、毎年購入すべきでしょう。もちろん毎年ガラッとルールが変わるわけではなく、多少のマイナーチェンジがある程度なのですが、それでも最新版を購入しなければ、最新ルールをチェックすることはできません。
プロ野球選手であっても、細かい部分のルールを把握していない選手は大勢います。それでもプロになれてしまうというのは、他競技のアスリートからすると非常に不思議な点だと思いますが、それだけ野球のルールというのは複雑だというわけですね。
だからこそ監督がしっかりと正しいルールを把握していなければ、本当の意味で戦略・戦術を組み立てることもできなくなる、というわけです。
このルールブックに書かれていることすべてを覚える必要はありません。しかしルールに関し疑問が出てきた場合、「そう言えばルールブックにそれについて書かれていたなぁ」と思い出せる程度には頭に入れておくべきです。そうすればすぐにルールブックを開き、疑問を解決することもできます。
しかしそうでない場合、野球のルールを思い込みで作り上げてしまう可能性もあり、これは試合で勝利する上では完全なマイナス要因となってしまいます。
しっかりとルールに則って戦術を敷いていくためにも、少なくとも監督という立場にある人であれば、この『公認野球規則』を最低限1年に1回は読み込むべきだと思います。
コラム著:カズコーチ
プロ野球選手の動作改善サポート・データ分析・自主トレサポートをメインに、アマチュア選手の個別ZOOMレッスンも行うプロフェッショナルコーチ
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