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2011年05月10日

投手は腕をコンパクトに振るほど良い


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少年野球の練習風景を見ていると、「もっと腕を大きく使って投げろ!」という監督の声をよく耳にすることがあります。しかしこれは指導法としては間違いだと断言できます。ピッチングというものを考えた時、腕はコンパクトに振るほど良いのです。腕を大きく使って投げるピッチャーは、将来必ず肩痛を起こしたり、制球難に苦しむことになります。

なぜ腕を大きく使って投げると肩痛を引き起こすのか?答えは簡単です。身体を大きく使えば使うほど無駄な動きが増え、それが肩への負担になるためです。また、腕を大きく使い過ぎるとどうしても腕が縦振りになってしまいます。腕が縦振りになってしまうと、肩周辺の筋肉(主に外側の筋肉)が一部のみ酷使されることになり、その酷使は故障へと直結してしまいます。

そして制球難になり得る理由としては、腕を大きく使うことにより、大きな遠心力が生まれてしまいます。ピッチング動作においての遠心力は、腕を外側に飛ばそうとするエネルギーを持っています。このエネルギーの指向は、ボールを投げる方向とは異なります。この指向の差異により、制球が乱れてしまうのです。

さて、現代の日本のエースピッチャーといえば、もちろんダルビッシュ有投手だと思います。彼は本当に素晴しいピッチャーで、メジャーリーグのスカウトマンたちはポスティングで60億円を動かした松坂大輔投手以上の評価をしているほどです。でもダルビッシュ投手は196cmの長身です。これだけ身体が大きいと、どうしても腕を大きく使ってしまいがちです。ですのでダルビッシュ投手はプロ入り2年目に肩を痛めています。ですがその肩痛から復帰してくると、ピッチングモーションは大きく変わっていました。

高校時代からプロ入り1年目までは、まだまだ無駄な動きの多かったダルビッシュ投手のピッチングモーションでしたが、肩痛から戻ってくるとそのモーションはかなりコンパクトになっていました。つまり、無駄な動きがほとんどそぎ落とされていたのです。

ピッチングモーションから無駄な動きが省かれ、腕の振りもコンパクトになったことで肩への負担は軽減され、制球も良くなり、ボールの切れもアップしました。「若い頃に比べるとフォームに迫力がない」と評するプロ野球解説者もいらっしゃるようですが、しかし重要なのは見た目の迫力よりも投げるボールの迫力です。

ピッチングフォーム(見た目)にいくら迫力があっても、右打者の内角にズバッと決められるボールがなければ意味はありません。逆に見た目の迫力が減ったとしても、内角に速球をズバッと決められれば、打者はダルビッシュ投手に迫力を感じずにはいられません。

腕の使い方が大きいピッチャーは、えてして内角に投げ切る制球力が不十分です。逆に身体をコンパクトに使えているピッチャーは、臆することなく内角に投げ切るコントロールを持ちます。こう考えた時、あなたは見た目とボール、どちらに迫力が欲しいですか?



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