バットを短く持つと科学的にはミート力を低下させることになる!

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バットを短く持つとバットの性能を活かせない!

ミート力をアップさせるためにバットを短く持つことってよくあると思います。でも僕のレッスンでは生徒さんたちには、基本的にはバットは短く持たない方が良いと伝えています。

その理由は、バットを短く持ってしまうとバットの性能を最大限活かすことができなくなってしまうからです。例えばバットを短く持ってしまうとヘッドを効かせたスウィングができなくなり、スウィング速度が低下してしまいます。

バットを短く持つと、バットとボールをぶつけられる確率は上がると思います。ですがそれイコール、ミート力がアップした、と言うことはありません。バットとボールをぶつけられても、スウィートスポットに当てられなければ強い打球を打つことはできないからです。

バットを短く持つと選球眼は低下する!

バットを短く持ってスウィング速度を低下させた状態では、より早いタイミングでバットスウィングを始動させる必要があります。するとボールのコースを正確に見極める前に振り出さなければならない、ということになり、これでは選球眼もミート力も大幅に低下してしまいます。

だからこそバットとボールをぶつけられる確率が上がっても、ミート力がアップしたわけではない、と書いたわけです。

例えばこれは極論ですが、ミート力が誰よりも優れていたイチロー選手は、どんなカウント、どんな状況であってもバットを短く持つことはありませんでした。

それどころか右手の小指をノブにかけて、バットをできる限り長く持って打席に立っていました。

下半身主導で股関節を上手く使ってバットを振ることができると、バットをより長く持った方がヘッドを効かせることでき、リラックスしたスウィングでもスウィング速度を速めることができ、さらにはヘッドも下がらなくなるため、バットを出したいところに正確に出せるようになります。

そしてヘッドを効かせてスウィング速度が速くなっていれば、ボールをそれだけ長く見てからバットを始動させられるようになり、選球眼がアップし、それが根本的なミート力アップに繋がっていきます。

バットを2cm短く持つよりも、2cm短いバットを使おう

ただ単に、とにかく反対方向にゴロを打てればそれで良い、ということならバットを短く持っても良いと思います。

しかしヒット&ランなどのサインが出ていても、できればヒットを打ちたいという場合は、下手にバットを短く持つよりは、下半身主導のヘッドを上手く効かせられるスウィングを身につけることを優先すべきです。

そしてどうしてもバットを短く持ちたい場合は、バットを短く持つよりは、短いバットを使うことをお勧めいたします。例えばライオンズの栗山巧選手などは、プロ野球選手だと通常85cmのところを、83cmのバットを振っています。

2cmバットを短く持つくらいなら、はじめから2cm短いバットを使った方が、よりバットの性能を活かせるバッティングができるというわけです。

ですのでミート力をアップさせるためにバットを短く持つのならば、ぜひ少し短いバットを選んで振るようにしてみてください。

2cm短いバットを使っていて長く持ちたい時は、小指をノブにかけてバットを握れば良いだけです。そしてそれによりバットの性能が低下することはありませんので、プロコーチとしてはこのようなバットの使い方がお勧めです。

筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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