Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
YESなら
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Littlerockheartのコーチングでは、フルスウィングはあまり推奨していません。これは全力投球はすべきではないという点と少し似た話ではありますが、常にフルスウィングをしてしまうと、手首を痛めてしまうリスクが非常に高まります。実際プロ野球選手でもフルスウィングを売りにしている打者の多くが手首を痛め、バットを短く持って振ることができない選手が多くいます。
手首を痛めやすいという意味だけではなく、パフォーマンスを向上させるためにもフルスウィングはベストな選択ではありません。例えば埼玉西武ライオンズの中村剛也選手も話しているように、フルスウィングではなく8割程度の力で振った時の方がホームランになりやすいのです。
その理由は、フルスウィングをしてしまうとスウィング中のバットにブレが生じてしまうのです。そのブレがボールに伝わってしまい、打球にきれいなバックスピンやトップスピンがかからなくなってしまいます。するとホームランになるはずだった大飛球がフェンス直前で失速してしまったり、ゴロを打っても球足の遅い打球になってしまいます。
軟式野球の場合はバットの面でボールの面を叩いていく打ち方となりますので、フルスウィングをしてもバットのブレはそれほど大きく影響はしません。しかし打球にスピンをかけていく打ち方である硬式野球の場合は、フルスィングをするほどバットのブレがボールに伝わってしまい、打球の質を低下させてしまいます。
もちろんフルスウィングをしても、完璧なタイミングでミートをすることができれば打球は弾丸ライナーでスタインドインしていきます。ですがそうするとミート力が低下してしまいますので、長打は打てても打率は.250ちょっとしか打てない打者になってしまいます。
プロ野球でいうところの3割30本を打てるようなスラッガーを目指すのであれば、バットは8割程度の力で良い軌道で振るように心がけた方が、OPSの数値は向上していきます。OPSの数値を.850以上にしていくためにも硬式野球の場合はフルスウィングではなく、8割程度の力でボールに強いスピンをかけることを意識して振るようにしてみてください。
本当に良い形でバットを振り、本当に良い形でボールにコンタクトしていくことができた時は、ホームランを打ったスウィングで、まるで空振りをしたような感覚になるはずです。これこそがホームラン打った時の究極の感覚であり、中村剛也選手でも年間に数本のホームランでしか感じられないハイレベルの手応えとなります。みなさんもぜひこの究極の感覚を目指して取り組んでみてください。
そしてこの技術を基礎からしっかりと学んでみたいという方は、ぜひ
スラッガー養成コースを受講してみてください。
ビデオの収録内容
講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー
などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。
ビデオの長さ:2時間44分
Chapter1 プロローグ
Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説
Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作
- 肘の内側を痛めやすい投げ方
- 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
- トミージョン手術とは?
- 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
- 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
- 上腕三頭筋が原因の野球肘
- 投球時に肘がロックされやすい変化球
- 肘がロックされやすいボールの握り方
- 肘がロックされやすい親指の使い方
- ネズミ(遊離軟骨)について
- カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
- 肘頭を痛めやすい投げ方
- 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方
Chapter4 野球肩になりやすい投げ方
- 肩を痛めやすいテイクバックの形
- 肩を痛めやすいコッキングの形
- ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
- 手投げとは?
- 左投手特有の肩を痛める投げ方
- 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
- 肩を痛める間違ったオーバースロー
- 徐々に肘が下がってしまう理由
- 野球肩になるボールリリースの形
- 肩への負荷が高くなる遠心力投法
- 0ポジションとは?
- 野球肩になる間違ったスナップスロー
- 背筋を痛めやすい投球フォーム
Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方
- ワインドアップ・ノーワインドアップ
- セパレーション
- テイクバック
- コッキング
- トップポジション
- アクセラレーション
- ボールリリース
- フォロースルー
- エクステンションとは?
- 一連の動作によるモーション解説
- 股関節の正しい使い方
- 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
- 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
- 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
- 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
- お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点
Chapter6 肩のコンディショニング
Chapter7 エピローグ