O脚の一例として、膝とつま先の向きが異なるというケースがあります。この場合、軸脚の膝を真っすぐ横に向けてしまうと(プレートと平行に)、つま先が大きく開いてしまいます。逆につま先を真っすぐ横に向けると、今度は膝が極端に内側に入ってしまうようになります。もちろんどちらの場合もパフォーマンスを低下させてしまいます。
投球動作に於ける回転運動は、結果的に生じさせるべきものとTeamKazオンライン野球塾では考えています。回転運動ありきで投球動作を考えていってしまうと、投手にとって最も大切な制球力を低下させてしまうことになります。上述したようにO脚によって膝やつま先の向きがバラバラになってしまうと、それを真っすぐにするための余分な動きを取る必要があります。すると余計な回転運動が発生してしまい、制球力が低下してしまうことになります。
O脚を改善することはもちろん可能です。しかし一度崩れてしまったアライメントを正常に戻すためには、想像以上の時間を要します。体の柔軟性をアップさせるのであれば8週間もあれば目に見えた改善を期待することもできますが、アライメントの場合は数ヶ月単位、長ければ数年かけて少しずつ改善していく必要があります。
アスリートとして最大限のパフォーマンスを発揮したいと考えているのであれば、普段から姿勢には気をつけて、アライメントを崩さないようにしなければなりません。もちろんそれはO脚だけではなく、X脚や猫背も同様です。もし崩れてしまったアライメントを改善したいのであれば、TeamKazオンライン野球塾にご相談ください。改善していくためのエクササイズをアドバイスさせていただきたいと思います。
コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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