Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
YESなら
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人間の上半身は、直角になった時に最も力強さを発揮することができます。打撃動作に於いても、コンタクトの瞬間に複数の直角を作ることができると、力のあるストレートでも押し返して打てるようになります。では具体的にどこに直角を作ればいいのでしょうか?
- バットと右前腕
- バットと左前腕
- 前腕と上腕
- バットと背骨
- 前腕と背骨
- 右前腕と左前腕
(左右が書いていない腕はすべてトップハンド)
上記6個をすべて作れなくても大丈夫です。もちろん6個すべて作れればそれが最高なわけですが、それはやはりフリーバッティングや読みが完全に当たったボールでしか難しいものです。だからこそ6個まで行けなくても、6個により近づけられることが大切なのです。
腕相撲を思い浮かべてみてください。肘は必ず直角にして戦いますよね。これはつまり、その角度にした時が一番力が入るからなのです。直角よりも広すぎても、狭すぎても腕相撲で勝つことはできません。
バッティングではボールを前でさばこうとすると、6個のうちほとんどを作ることができません。ボールを前でさばき、肘が伸びたポイントで打つと、タイミングさえ合えば引っ張った方向に強烈な打球を打つことができます。しかしこの場合ポイントが前に出ている分、差し込まれた時に押し返すことができません。つまりタイミングが合えば良い打球を飛ばせますが、一度タイミングを狂わされたら、力ない打球しか打てなくなってしまいます。
一方ポイントを少し後ろに下げて直角をたくさん作ることができると、差し込まれたり多少詰まったりしても、押し返す力強さと押し返せるだけの懐の広さを保つことができます。つまりタイミングが合えば当然良い打球が行きますし、多少ずれたとしても押し返してヒットを打つことができるのです。現代のプロ野球選手を観察すると、何年も安定した打撃成績を残している打者のほとんどはこの打ち方で打席に立っています。
ポイントを後ろに下げるという技術は、20年前はほとんど誰もやっていませんでした。しかし打撃技術が進化した今は、直角を増やしてポイントを少し後ろに下げた方が安定して打てるということを、一流選手たちはもうみんな知っているのです。
タイミングが多少ずれても、勢いのあるストレートを投げられてもヒットを打っていけるように、ぜひたくさん直角を作ってコンタクトを迎える練習をしてみてください。このような最新の打撃技術を身につけたいという方は、ぜひ
スラッガー養成コースを受講してみてください。
ビデオの収録内容
講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー
などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。
ビデオの長さ:2時間44分
Chapter1 プロローグ
Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説
Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作
- 肘の内側を痛めやすい投げ方
- 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
- トミージョン手術とは?
- 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
- 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
- 上腕三頭筋が原因の野球肘
- 投球時に肘がロックされやすい変化球
- 肘がロックされやすいボールの握り方
- 肘がロックされやすい親指の使い方
- ネズミ(遊離軟骨)について
- カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
- 肘頭を痛めやすい投げ方
- 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方
Chapter4 野球肩になりやすい投げ方
- 肩を痛めやすいテイクバックの形
- 肩を痛めやすいコッキングの形
- ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
- 手投げとは?
- 左投手特有の肩を痛める投げ方
- 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
- 肩を痛める間違ったオーバースロー
- 徐々に肘が下がってしまう理由
- 野球肩になるボールリリースの形
- 肩への負荷が高くなる遠心力投法
- 0ポジションとは?
- 野球肩になる間違ったスナップスロー
- 背筋を痛めやすい投球フォーム
Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方
- ワインドアップ・ノーワインドアップ
- セパレーション
- テイクバック
- コッキング
- トップポジション
- アクセラレーション
- ボールリリース
- フォロースルー
- エクステンションとは?
- 一連の動作によるモーション解説
- 股関節の正しい使い方
- 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
- 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
- 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
- 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
- お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点
Chapter6 肩のコンディショニング
Chapter7 エピローグ