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今年の選抜大会、習志野高校vs星稜の試合で、サイン盗みが大きな話題となりました。結論から言って、僕は流石にサイン盗みはなかったのではと考えています。大会ガイドラインにはもちろん記されていて、全チーム大会前に目を通しているはずです。そして99年以降、サイン盗みや紛らわしい動作は行わない、というガイドラインは高校野球では常識になっているはずです。しかも全国中継されている甲子園です。このような状況でサイン盗みは流石にしないのではないでしょうか。
星稜の監督さんは「証拠のビデオがある」と仰っていましたが、証拠があるのであれば提示すべきでしょう。今後その証拠を提示するのか、それとも穏便に事を収めるのかは現段階では何とも言えません。しかし本当に証拠能力のある証拠ビデオをお持ちなのであれば、これは習志野高校のスポーツマンシップに関わる大問題となり、この試合の習志野高校の勝利の価値もなくなってしまうというものです。ですので本当に習志野高校がガイドラインを破ったという証拠があるのであれば、習志野高校は然るべき処分を受けるべきですので、そのビデオを然るべき場所に提出すべきだと思います。
星稜の監督さんは、審判が協議した4回以降も習志野高校がサイン盗みを続けていたと仰っていますが、しかし審判団は二塁走者に注視した4回以降、疑わしい動きは見られなかったと断言しています。二塁走者の動きに関しては、きっと各テレビ局が徹底検証すると思いますので、そちらにお任せしたいと思います。
サイン盗みであったり、審判がジャッジをする前にベースコーチがセーフのジェスチャーをすることは、ガイドラインで禁止されています。ただ、厳密にルール化されているわけではありませんので、破ったとしても審判に口頭で注意される程度だと思います。
星稜の監督さんはしきりに習志野高校がサイン盗みを続けていたと仰っていますが、やはり僕は行なっていなかったと思います。疑わしい動きがあったとすれば、攻撃側でサイン確認を行っている際に、二塁走者が何らかの形で「了解」のサインを出し、それがサイン盗みを行なっていると思われてしまったのではないでしょうか。もちろん憶測でしかないわけですが、最も可能性の高い例としては十分考えられることだと思います。
さて、今回の出来事で僕の記憶に最も強く残ったのは、審判団がこの件について会見をした際、審判団が「星稜側から特別な要望が出ていない現段階ではサイン盗みはなかったというのが最終判断」と言った際、ある記者の「(再検証を)今までやったことがないからといって、ほったらかしにするんですか?」という言葉です。スポーツ担当記者のくせに、スポーツマンシップの欠片もない記者だなぁとガッカリしてしまいました。
ビデオの収録内容
講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー
などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。
ビデオの長さ:2時間44分
Chapter1 プロローグ
Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説
Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作
- 肘の内側を痛めやすい投げ方
- 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
- トミージョン手術とは?
- 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
- 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
- 上腕三頭筋が原因の野球肘
- 投球時に肘がロックされやすい変化球
- 肘がロックされやすいボールの握り方
- 肘がロックされやすい親指の使い方
- ネズミ(遊離軟骨)について
- カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
- 肘頭を痛めやすい投げ方
- 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方
Chapter4 野球肩になりやすい投げ方
- 肩を痛めやすいテイクバックの形
- 肩を痛めやすいコッキングの形
- ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
- 手投げとは?
- 左投手特有の肩を痛める投げ方
- 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
- 肩を痛める間違ったオーバースロー
- 徐々に肘が下がってしまう理由
- 野球肩になるボールリリースの形
- 肩への負荷が高くなる遠心力投法
- 0ポジションとは?
- 野球肩になる間違ったスナップスロー
- 背筋を痛めやすい投球フォーム
Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方
- ワインドアップ・ノーワインドアップ
- セパレーション
- テイクバック
- コッキング
- トップポジション
- アクセラレーション
- ボールリリース
- フォロースルー
- エクステンションとは?
- 一連の動作によるモーション解説
- 股関節の正しい使い方
- 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
- 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
- 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
- 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
- お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点
Chapter6 肩のコンディショニング
Chapter7 エピローグ