タイミングを合わせやすくなる打席での考え方

TeamKazオンライン野球塾 Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
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バッターの最大の仕事は、ピッチャーのボールにタイミングを合わせることです。逆にピッチャーの最大の仕事はバッターのタイミングを外すことです。バッターはピッチャーのボールにタイミングを合わせられるからこそクリーンヒットを打てるようになり、打線が繋がり、得点できるようになります。逆にタイミングを外してしまうと、スウィートスポットに当たったとしても打球は失速してしまいます。


ミートというのは、実はそんなに難しいことではありません。例えばスタンドティーを思い描いてください。よほど初めてやる方でない限りは、スタンドティーで空振りをすることはまずないと思います。ボールがあるところにしっかりとバットを持って行き、強打することができるはずです。野球のボールよりもはるかに小さいゴルフであっても、慣れれば空振りをすることはありません。

ということはやはり、バットを思ったところに振っていく作業よりも、バッティングで何よりも重要なのはタイミングを合わせる作業になるわけです。でもタイミングを合わせるのが、なかなか難しかったりするんですよね。

タイミングを合わせるコツは、静から動ではなく、動から動でボールを待つことです。打席で一時停止状態(静)でボールを待ち、ボールが来たらタイミングを合わせ始めるのでは遅すぎるんです。また、静から動でバットを振り始めると、腕力に頼ってしまう傾向が強くなり、腕力に頼ったスウィングをしてしまうとヘッドが下がりやすくなります。

ピッチャーがセットをしたり、振りかぶったりしたら、もうその時点から体全体、もしくは体の一部で揺らぎ(動)ながらピッチャーのタイミングに入っていってください。ボールにタイミングを合わせると考えるよりは、ピッチャーのタイミングに自ら入っていく、と考えた方がタイミングを合わせやすくなります。来たボールだけにタイミングを合わせるのではなく、ボールを投げる前からピッチャーのタイミングに入っていくのです。

ピッチャーがボールを投げる前からピッチャーのタイミングに入っていくことができれば、少なくとも5秒以上はタイミングをはかれるようになります。しかしボールだけにタイミングを合わせようとすると、タイミングをはかることができるのは2秒以下になります。この短時間でタイミングをピタッと合わせるのは、なかなかの難儀だと思います。

バッティングセンターでは快音を続けられても、試合で打席に立つとタイミングを合わせられないという選手は、ぜひこのやり方を試してみてください。タイミングの合わせ方にはいくつか方法があるのですが、今回はその中でもバッターがピッチャーのタイミングに入っていくというやり方をご紹介いたしました。このような引き出しを、スラッガー養成コースでは選手の皆さんにお伝えさせていただいております。
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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