Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
YESなら
こちらのページも必読!
野球選手はスポーツをしている限り怪我をするのが当たり前、という考え方が野球界には未だに存在しています。しかしこれは大きな間違いです。スポーツをしているから怪我をするのではなく、下手だから怪我をするんです。上手な選手はほとんど怪我をすることなく野球を続けることができます。
例えば打者、野手で痛めやすい部位と言えば腰、手首、足首、肘などがあると思いますが、体に負荷のかからない良いフォームで動けていれば、これらの部位を痛めることなどほとんどありません。
例えば全力でバットを振るいわゆる「マン振り」と呼ばれるスウィングですが、非常に高い確率で腰、もしくは手首を怪我します。それはなぜなのか?本来ならば8割の力でバットを振っても、ホームランを打つ技術を身に付けていればスタンドインさせることができます。しかし技術がまだ足りないとフルパワーでバットを振り、力で遠くまで飛ばすしかなくなってしまうんです。
野手であれば選手同士の激突や、フェンスへの激突で怪我をしてしまうこともあります。しかし選手同士の激突は前もったフォーメーションに関するコミュニケーションと、声の掛け合いで防ぐことができます。フェンスへの激突に関しても、フェンスまでの距離がしっかりと頭に入っていれば激突することはありません。
守備や走塁時のスライディングにしても同様です。そもそも守備でスライディングキャッチをする必要性はほとんどありません。スライディングできるだけの時間があるのであれば、ほんの少しだけ斜め後ろに走って打球を追い駆ければ、立ったまま捕球することができ、すぐに次のプレーに移ることができます。そしてもちろんスライディングやダイビングによって強打し怪我をすることもなくなります。
クロスプレーのように、お互い避けようとしても避け切れないという場合ももちろんありますが、そういう状況以外での単独の怪我に関してはすべて技術不足が原因と考えて間違いありません。
技術を身につけるという作業はパフォーマンスをアップさせるためではなく、怪我することなくプレーをし続けるためにも必要なことなのです。そして技術を身につけるためにはただ漠然と毎日練習を続けているだけではダメです。もっと理論的に「こういう風にプレーをすれば、こういう風に良くなる」「今のフォームはこういう原因で怪我をしやすい」と考えながら練習しなければ、本当の意味で上達することはありません。
投手育成コラムでもスラッガー養成コラムでも何度も書いていますが、怪我をせずにパフォーマンスをアップさせられるフォーム、モーションこそが正しい動作なのです。
ビデオの収録内容
講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー
などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。
ビデオの長さ:2時間44分
Chapter1 プロローグ
Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説
Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作
- 肘の内側を痛めやすい投げ方
- 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
- トミージョン手術とは?
- 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
- 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
- 上腕三頭筋が原因の野球肘
- 投球時に肘がロックされやすい変化球
- 肘がロックされやすいボールの握り方
- 肘がロックされやすい親指の使い方
- ネズミ(遊離軟骨)について
- カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
- 肘頭を痛めやすい投げ方
- 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方
Chapter4 野球肩になりやすい投げ方
- 肩を痛めやすいテイクバックの形
- 肩を痛めやすいコッキングの形
- ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
- 手投げとは?
- 左投手特有の肩を痛める投げ方
- 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
- 肩を痛める間違ったオーバースロー
- 徐々に肘が下がってしまう理由
- 野球肩になるボールリリースの形
- 肩への負荷が高くなる遠心力投法
- 0ポジションとは?
- 野球肩になる間違ったスナップスロー
- 背筋を痛めやすい投球フォーム
Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方
- ワインドアップ・ノーワインドアップ
- セパレーション
- テイクバック
- コッキング
- トップポジション
- アクセラレーション
- ボールリリース
- フォロースルー
- エクステンションとは?
- 一連の動作によるモーション解説
- 股関節の正しい使い方
- 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
- 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
- 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
- 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
- お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点
Chapter6 肩のコンディショニング
Chapter7 エピローグ