Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
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バッターボックスでの立つ位置は選手それぞれ、フォーム同様に異なると思います。しかし立つ場所を決める際の基本的な考え方は存在します。立つ位置を決める前にまず考えなければならないのは、ストレートをどこで打ちたいのか、変化球をどこで打ちたいのか、ということです。
ストレートが遅いピッチャーであれば打席の投手寄りに立ち、速いピッチャーであれば捕手寄りに立つと思います。変化球に関しては曲がり切る前に打ちたいのか、曲がってから打ちたいのか、という分け方になります。そしてそこにはそれぞれ中間点があります。
打つポイントを置く場所が決まったら、今度はどんな形で打つかを考えます。当野球塾では、1バットと右前腕が直角、2、バットと左前腕が直角、3右肘が直角(左打者は左肘)、4右前腕と背骨が直角(左打者は左前腕)、5背骨とバットが直角、6前腕同士が直角、という直角6点セットを推奨しています。この形で打つことができればタイミングが合った時はもちろん、タイミングを崩されたりスウィートスポットを外した時であってもヒットを打てるようになります。
上記6点セットの形を取り、股関節でバットの高さを調整し、その形のまま打席での打ちたいポイントにバットを置ける場所に立ちます。これが打席での立ち位置を決める方法です。
打ちたいポイントで打ちたい形で打つためには、あらかじめ理想の形をしっかりと固めて置くことが重要です。そしてその理想の形にどれだけ近づけられるかによって、打球の質が変わっていきます。
逆に理想の形を持たずに身体能力だけに頼ってバットを振ってしまうと、バッテリーが知恵を絞って投げてくる配球に翻弄されてしまい、手打ちや泳いでしまうことが多くなります。そうならないためにも理想の形をしっかりと固め、そこにボールを招き入れてから打てるようになってください。
ボールを招き入れられるようになるためにも、自分自身で理想の形をしっかりと持っておくことが大切になるわけです。
ビデオの収録内容
講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー
などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。
ビデオの長さ:2時間44分
Chapter1 プロローグ
Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説
Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作
- 肘の内側を痛めやすい投げ方
- 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
- トミージョン手術とは?
- 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
- 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
- 上腕三頭筋が原因の野球肘
- 投球時に肘がロックされやすい変化球
- 肘がロックされやすいボールの握り方
- 肘がロックされやすい親指の使い方
- ネズミ(遊離軟骨)について
- カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
- 肘頭を痛めやすい投げ方
- 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方
Chapter4 野球肩になりやすい投げ方
- 肩を痛めやすいテイクバックの形
- 肩を痛めやすいコッキングの形
- ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
- 手投げとは?
- 左投手特有の肩を痛める投げ方
- 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
- 肩を痛める間違ったオーバースロー
- 徐々に肘が下がってしまう理由
- 野球肩になるボールリリースの形
- 肩への負荷が高くなる遠心力投法
- 0ポジションとは?
- 野球肩になる間違ったスナップスロー
- 背筋を痛めやすい投球フォーム
Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方
- ワインドアップ・ノーワインドアップ
- セパレーション
- テイクバック
- コッキング
- トップポジション
- アクセラレーション
- ボールリリース
- フォロースルー
- エクステンションとは?
- 一連の動作によるモーション解説
- 股関節の正しい使い方
- 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
- 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
- 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
- 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
- お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点
Chapter6 肩のコンディショニング
Chapter7 エピローグ