肘が下がる際の投球動作の問題点の見つけ方

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投手育成コラムでこれまで何度も触れてきたように、投球動作はいくつかのフェイズ(段階)に分けて見ていくことができます。ザックリと分けてみると、ワインドアップ~レッグレイズ~テイクバック~ステップ~コッキング~トップ~アクセラレーション~リリース~フォロースルーというようになります。一部は同時進行している動作もありますが、だいたいは動作進行の順番に並んでいます。

さて、投手から受ける相談の中で一番多いのは肘の高さです。リリースの時にどうしても肘が下がってしまうという相談は、本当に多く頂きます。どの投手もそれを改善しようと一生懸命になっているのですが、ほとんどの投手は改善の仕方を間違っています。正しい改善方法を知っている投手とは、実はこれまで出会ったことがありません。それくらいみなさん、正しい改善知識を持っていないというのが現状なのです。

肘が下がっている場合、ほとんどの投手は肘を上げようとリリースの瞬間などに意識をしてしまいます。気持ちはよく分かります。リリースの時に肘が下がっているのだから、その時の肘の位置を注意すればいいというのは、最もな考え方です。しかし投球動作を改善するためにはこれではいけません。

リリース時に肘がしっかり上がらない場合、原因はリリース以前の動作の中にあります。リリース以前ということは、ワインドアップからアクセラレーションまでのすべての動作です。必ずその中に問題点があります。投球動作に問題点がある場合、必ずその問題点以前の動作に原因があるのです。その原因を見つけて改善していかない限り、本当の意味で投球動作が改善されることはありません。

ですのでリリース時に肘が下がってしまうという投手は、リリース以前の動作を見直すようにしましょう。必ずそこに肘が下がってしまう原因があるはずです。もし原因がなかなか見つからないという場合は、ぜひLittlerockheartへのコーチングオファーをご検討ください。一流の投手コーチが投球動作の改善をお手伝いいたします。

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筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
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