意外と知らないバット用語、いくつ知っていますか?

TeamKazオンライン野球塾 Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
YESなら こちらのページも必読!

今回のスラッガー養成コラムでは、バットそのものについて少しだけ解説してみたいと思います。皆さんはどれくらいバット用語をご存知でしょうか?意外と知らないバット用語もあると思いますので、ぜひこの機会に正しいバット用語を覚えてみてください。


まずバットには主に木製バット、バンブーバット(竹)、ラミバット(竹+メイプル)、金属バットという種類があります。試合で使うのは主に木製バットか金属バットではないでしょうか。木製バット以外はバットの全面を使ってヒッティングすることができますが、木製バットに関しては柾目(まさめ)しか使うことはできません。

木製バットで、木目の目がある面とその反対側の面で打ってしまうと、飛ばない上にバットがすぐに折れてしまうので注意が必要です。木製バットは必ず板目にメーカーのロゴが入っていますので、ロゴの面とその反対側の面は使わないようにする、と覚えておけばオーケーです。木製バットはそれ以外の柾目の2面を使うとしなるようになり飛距離がアップし、バットが折れることもほとんどなくなります。

続いてバレル。これはバットの一番太い部分一帯を指します。バレルの、ある1ポイントをスウィートスポットと呼び、そこで打つことで飛距離を伸ばせるようになります。スウィートスポットはバットによって少しずつ場所が違いますので、新しいバットを手にしたらまずバレルのどこにスウィートスポットがあるかを確認しておく必要があります。そうしなければ意図的にジャストミートさせることができなくなります。

木製バットの場合は上述の通り、スウィートスポットはバレルの柾目2面にしか存在しません。そしてスウィートスポットは芯と混同されることもありますが、バットの芯は鉛筆の芯と同じような形状で存在していると思ってください。金属バットの場合は中は空洞になっていますが、木製バットの場合は鉛筆の芯と同じイメージで大丈夫です。

そしてその芯ですが、芯が太いバットと細いバットが存在しています。芯が細いバットを使っている選手はほとんどおらず、プロの現役選手ではイチロー選手を含め数人なのではないでしょうか。芯の細いバットはジャストミートさせるのが難しくなるのですが、バットの扱い方が上手くなればなるほど、思い通りの打球を飛ばせるようになります。

しかし打撃技術の低い選手が芯の細いバットを使ってしまうと、ジャストミートしたつもりでも実際にはそうではないケースが増え、打率は下がってしまいます。そのためプロでも芯の細いバットを使う選手は僅かしかいないのです。

続いてはノブ。日本ではグリップエンドと呼ばれることもありますが、正式にはノブと言います。ドアノブのような形をしているためそう呼ばれます。ノブにもいくつかの形状があり、昔はツチノコバットという、ノブが異様に大きい特殊なバットも存在していました。今ではツチノコバットはオーダーをしないと入手できないと思います。

ちなみにグリップエンドというのは、グリップの一番ノブ寄りのところを指します。このクリップエンドもタイカッブタイプ(=フレアタイプ)などいくつかの形状があり、タイカッブタイプだとバットが扱いやすくなり、手首を故障しにくいという利点があります。

また、バットにはトップバランス、ミドルバランス、カウンターバランスの3種類があり、飛距離を伸ばしたければトップバランス、振りやすさを求めるならばミドルバランスという選び方をします。カウンターバランスに関してはほとんど選択肢はないと思いますが、バットの重心がグリップ寄りになる分振りやすくはなりますが、力強いヒッティングはしにくくなります。通常は重心がヘッド寄りにあるトップバランスか、真ん中寄りにあるミドルバランスからの選択になると思います。

そして最後にプラグ。これは金属バット特有の部品であるわけですが、バットのヘッドにはめ込まれているプラスティックのキャップのことです。プラグがない金属バットもありますが、プラグ付の場合、プラグの形状によってもバットの振り抜き感が変わってきます。

さぁ、みなさんはこれらバット用語をいくつご存知だったでしょうか?次バットを新調する際は、これらの用語を使って店員さんに相談をしてみると、「この人はなかなかのバット通だ!」と思ってもらえること間違いなしです!
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
投球障害予防改善法ビデオ緊急発売! 野球肩野球肘の与王改善法が、野球経験のない親御さんにもよく分かる! 特別価格

ビデオのお試し再生ボタン

カートに入れる

野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

カートに入れる
TeamKazオンライン野球塾