一つも意味のない見逃し三振なんて一つもない!

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日本の野球界は昔から見逃し三振は「悪」のように考えられている節があります。見逃し三振をしただけで怒鳴り散らす無学なコーチが日本には非常に多いように感じられます。ではアメリカではどうなのか?確かに激情的な監督が何かにつけて怒鳴っているケースはたまにありますが、ほとんど稀でし、そういう指導者は必ず連盟から指導が入るはずです。


アメリカの少年野球では見逃し三振をすると親御さんたちが「今のは確かにボール臭かった!でも次そこに来たら打っていこう!」と、とにかく前向き!コーチ陣にしても見逃し三振をした後の対応を選手たちにちゃんと指導しています。

ではなぜ日本では見逃し三振が、悪いことでもしたかのように責められてしまうのか?責められる一番の理由は恐らく今も昔も変わらず、バットにボールを当てなければ何も始まらないという考えだからなのでしょう。しかしこれは当たり前ですが間違いです。野球は失点を防ぐスポーツです。つまり相手が失点(味方の得点)してさえくれれば、極端な話ヒットなど出なくても試合には勝てるのです。もちろんヒットを打った方が楽しいんですけどね。

見逃し三振は決して「悪」ではありません。例えばボールだと思った外角球を見逃して三振になったとしましょう。ということはこの試合の球審は外角を広く取る癖がある、ということになります。この情報をチームで共有できるだけでも、その見逃し三振には大きな価値があると言えます。

見逃し三振を「悪」とする風習が広がってしまうと、追い込まれてもいないのにわざわざ自分が得意ではないコースにも手を出して凡打してしまうケースが増えます。そして打者自らストライクゾーンを広げて待ってしまうことにより投手を楽にし、調子の良かった打者でさえもたった一つの見逃し三振から調子を急降下させてしまうことがあります。

見逃し三振は活かせばいんです。例えば上述したように外角を広く取る球審であれば、続く打者たちは内角を狭くして打席に立ち、外角球に的を絞ることも戦術の一つとなります。

ただし注意点として、審判を敵にするような言動はしてはいけません。例えば「今日の審判外角広いから見逃すなよ!」などと大声で言ってしまうと、審判に対する心象が悪くなります。ですのでそうではなく、味方投手に対し「今日の審判は外角を取ってくれるから楽に投げていこう!」という感じで、審判を味方にする言い方で情報をチームに広げる工夫が必要です。審判も選手も人間であり、感情があるということを決して忘れてはいけません。

見逃し三振というのは消極的なプレーだと思われがちですが、必ずしもそうではありません。見逃すということはボールをよく見ているということですので、監督やコーチはまずはそこを評価してあげる必要があります。「このボールはしっかり見逃して、次に来た甘いボールを強く打っていこう!」と考えて見逃し三振しているケースだって多くあるのです。見逃し三振をした選手を怒鳴る暇があるなら、その見逃し三振を活かすためのアドバイスをしてあげるのが指導者の役割です。

例えばどうしても外角を見逃してしまう癖がついてしまった選手であれば、流し打ちをするようにアドバイスをしてあげれば外角球にバットを出していきやすくなります。このようなアドバイスを送ってあげるのが監督・コーチの役割であり、見逃し三振をした選手を怒鳴る行為はただの野次でしかなく、指導者の資質がないと言うしかありません。

問題解決は非常に簡単です。指導者が見逃し三振を活かす方法や、見逃し三振をしない方法をわかりやすく選手にアドバイスしてあげればいいだけの話です。それができないボランティアコーチであれば怒鳴るなど無意味なことはせず、ただ優しく静かに選手たちが怪我をしないように見守ってあげるだけで十分だと思います。いつの日か日本から、見逃し三振をした選手を怒鳴り散らす監督・コーチが絶滅してくれることを、わたしのような職業コーチとしては願うばかりです。
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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