打者が軸足を動かすタイミングは主に2種類、どっちが良いの?!

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バットを振る際の軸足を動かすタイミングには主に2種類あります。動かし方としては基本的には軸足の指の付け根を折って90°立たせ、90°回していきます。当野球塾のコーチング中に使っている言葉でいうところの「W90°」ですね。このW90°をどのタイミングで作るかによって、バッティングのメカニクスが大きく変わっていくことになります。

結論から言うと、まず1つめは軸足を回してから割れによってバットを振っていくタイミングです。軸足が回ってからバットがあとから動き始める動作で、捻転(キネティックチェイン)を活用していきます。当野球塾では基本的にはこの形を指導しています。なぜならこの形ができれば、2つめの形もできるようになるためです。

2つめは軸足とバットを同時に回していくというタイミングです。1つめと2つめとでは、ぱっと見ほとんど変わりません。専門的に野球動作を研究しているわたしたちのようなコーチが見なければ、瞬時にその動きを把握することはできないと思います。それくらい一瞬のうちに行われる動作なのです。

1つめができれば2つめもできるのですが、しかし2つめのタイミングを先に覚えてしまうと、あとから1つめを身につけることは非常に難しくなります。

1つめはバットをしなやかに使い、技術でヒットやホームランを打つタイプに向いたタイミングです。バットで言えばアオダモのようにしなるバットを使うと最大限の飛距離を得られるようになります。

2つめは体幹の安定感がずば抜けていて、破壊力でホームランを打てるタイプの打者に向いたタイミングです。ハードメイプルや金属バットのように、ボールを打ってもほとんど変形しないバットを使うとより効果的です。

1つめのタイミングでは埼玉西武ライオンズの中村剛也選手のようにしなやかなバットスウィングで、フルパワースウィングをほとんどすることなく、技術によってヒットやホームランを打てる打者になります。

2つめのタイミングは、筋骨隆々で体幹の安定感がずば抜けた欧米人選手に向いたタイミングと言えます。体幹の安定感という意味では、このタイミングの使い方は日本人にはあまり向いていないと言えます。ちなみに腹筋が6つに割れるシックスパックだったとしても、体幹の安定感があることにはなりませんので、ご注意ください。

アマチュア選手の場合は特に、1つめのタイミングの取り方で練習を続けていった方が後々プラスになることが多いはずです。単純に1つめのタイミングの方が、下半身を使いやすくなることもその理由の一つです。いえ、使いやすいと言うよりは、使わなければバットを振れなくなるのです。

野球は下半身でボールを投げ、下半身でバットを振り、下半身でボールを捕らなければなかなか上達しません。だからこそ当野球塾では下半身を使わなければバットを振ることのできない、1つめのW90°のタイミングで打撃指導を行っているんです。
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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