ブレが打球に伝わってしまうとミート力も飛距離も低下する

TeamKazオンライン野球塾 Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
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スラッガー養成コースで指導していると、選手たちの誰もが「下半身主体でバットを振るべき」ということをよく理解しています。しかし実際にそれができている選手はほとんどいません。当野球塾にバッティングを学びに来る選手の95%は、手や腕をメインとして使い、バットを振ってしまっています。

バッティングの質を向上させるポイントはいくつもあるわけですが、その中でも今回はバットの軌道についてお話させていただきたいと思います。バットの軌道とはつまり、バレル(バットの一番太い部分)がどこを通って投球に向かっていくか、ということです。そしてその軌道で発生するブレがどれだけ少ないか、ということでもあります。

バットは腕力に頼って振るほど、振っている時に生じるブレは大きくなります。そして振っている際のブレが大きくなるほど、そのブレは打球に伝わりやすくなり、打球そのものにもブレが生じてしまい、どれだけハードヒットしたとしても飛距離は縮んでしまいます。フルスウィングして芯で打ったはずなのに、意外と打球が伸びなかった、という経験はありませんか?それはまさにバットのブレが打球に伝わってしまったということです。

ですが下半身、特に軸脚を主体として使いバットを振れるようになると、手や腕を必要以上に動かすことがなくなります。つまりバットと運動軸の関係性が常に安定し、バットが振られた際に生じるブレを最小限に抑えられるようになります。反面上半身主体でバットを打ってしまうと、バットと運動軸の関係が流動的になってしまい、バットの軌道にブレが生じるようになります。

当野球塾にバッティングを学びに来ていただきますと、まず軸脚を使ってバットを振る、という動作から入っていきます。バッティングにとって下半身はまさに土台です。この土台を安定させるからこそ、上半身で持っているバットのスウィング軌道を安定させることができるのです。これを逆にしてしまい、土台が安定していないのに上半身を安定させようとしても、バットの軌道が安定することはありません。

下半身でバットを振るべき、ということはよくわかっていても、具体的にどうすれば下半身でバットを振っていることになるのか、ということまで理解している選手はほとんどいません。プロ野球選手であっても身体能力だけでアマチュア時代を過ごしてしまうと、活躍できないままプロ生活を終えてしまうことが多々あります。身体能力の向上も大切ですし、それと同じくらい、その身体能力を活かすための理論が必要なのです。

理論というと難しく感じてしまいますが、しかしその理論に適った打撃動作を子どもの頃にしっかりと身につけておけば、身体が大きくなっても身体能力だけに頼ってプレーすることはなくなります。そのためスランプに陥る確率も軽減させることができます。

バッティングは、70%失敗しても良しとされるほど難しいものです。ですが安定してヒットを打てるようになるためには、失敗した時にどのような結果を残せるか、ということがカギになります。ジャストミートできた時は誰でもヒットを打てます。しかしタイミングや芯を外された時でもヒットを打てるかどうかが、3割バッターになれるかどうかの分かれ道なのです。

そしてタイミングや芯を多少外されてもヒットにしていくためにも、下半身主体(特に軸脚)でバットを振れるようになり、バットを振った際のブレを最小限に抑えていく必要があるわけなのです。その具体的な方法を指導しているのが、スラッガー養成コースというわけです。
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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