上から叩けという打撃指導は選手の成長にフタをしてしまう

TeamKazオンライン野球塾 Q. 少年野球で頑張っているお子さんに、毎週ヒットを打たせてあげたいと思いませんか?
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少年野球で「上から叩け」という指導は今も昔も変わらず行われているものだと思います。しかしこの指導法は、当野球塾ではベストではないと考えています。上から叩く打ち方が体に染み込んでしまうと、硬式野球に移った時に必ず苦労するはずです。一生軟式野球しかやらないと決まっている選手に対しては「上から叩け」という指導も、なしではないと思います。しかし将来甲子園やプロ野球選手を目指している子に対しては、この指導はできれば避けるべきです。

上から叩くバッティングは、軟式野球の戦術としては効果的です。軟式球はよく弾みますので上から叩いて高いバウンドの打球を打てば、ボールが落ちてくる前に内野安打になります。実際大学軟式野球の決勝戦などを見ていても、得点力のあるチームは長打は狙わず、高いバウンドのゴロで走者をどんどん進めていく戦術を使っています。

ですが上から叩く打ち方を硬式野球でやっても、高いバウンドのゴロはほとんど打てません。劣化した人工芝の球場ならば高く弾むこともありますが、天然芝や土のグラウンドでは硬式球が高く弾むことはありません。ですので硬式野球で上から叩くバッティングを行っても、ボテボテのゴロしか打てないわけなのです。

当野球塾にはバッティングを教わりに来る選手もたくさんいらっしゃいますが、多くの選手が最初は上から叩く打ち方をしています。しかしこれをやめてもらい、ボールの軌道に対して素直にバットを入れていく打ち方、もしくは硬式野球であれば打球にバックスピンを与えられる打ち方を覚えてもらうと、試合でのヒット数が見る見る増えていきます。

中学時代に当野球塾でバッティングを学んだ選手で、高校野球で4番を任されている選手は1人や2人ではありません。体が細めの選手であっても長打を打てるようになり、高校や大学でクリーンナップを任されています。指導者に論理的な野球技術に関する知識があれば、選手は必ず伸びていきます。しかし指導者が過去の経験則だけで指導をしてしまうと、知らないうちに選手の成長にフタをしてしまうことになるんです。

大学軟式野球のように、比較的成長も落ち着き、勝つことに主眼を置いてプレーする場であれば、上から叩いて内野安打を稼ぐ戦術も良いと思います。しかし少年野球ならどうでしょうか?高いバウンドのゴロを打って楽しいですか?それにより野球をもっと好きになり、野球をずっと続けていきたいと思えるでしょうか?わたしはそうなるとは思えません。

試合に勝つことも大切ですが、少年野球の場合はやはり勝つこと以上に、子どもたちの野球スキルを最大限伸ばしてあげるための指導が必要なのではないでしょうか。高いバウンドで内野安打を打つよりも、外野まで飛んでいくクリーンヒットを打てた方がよほど野球を楽しく感じられると思います。

当野球塾にバッティングを学びに来る子たちも、クリーンヒットやホームランを打ちたいからこそ通って来てくれるのです。親御さんも同様です。クリーンヒットを打ってもらいたいからこそ、当野球塾にお子さんを通わせてくださるのです。アメリカの少年野球では、上達したければ個人指導の野球塾や、野球の家庭教師を利用することは普通のこととなっています。

子どもの頃から確かな技術を学んでいるからこそ、アメリカはあれだけ多くのスラッガーが誕生しているのです。逆に上から叩けと教えることがほとんどの日本の少年野球だからこそ、メジャーリーグで通用する日本人野手がなかなか誕生しないのだと、わたしは考えています。

当野球塾の打撃指導可能なコースはスラッガー養成コースピッチングマスターコースパスポートコーチングです。クリーンヒットやホームランを打てるようになりたいという選手は、ぜひ当野球塾、Littlerockheart Baseball Coaching Tokyoのコーチングを受けにいらしてください。
筆者:カズコーチ(プロフィール)
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
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野球肩野球肘を改善できるだけではなく、肩肘を痛める前に肩肘を痛めない本当に正しい投げ方をマスターできる!

ビデオの収録内容

講師:カズコーチ
プロ野球選手の個人コーチ・自主トレサポート・動作分析、野球選手を治療するスポーツ外科医や理学療法士へのテクニカルアドバイザー などを務めるプロフェッショナルコーチ。子どもたちの野球肩野球肘を撲滅させるためのレッスンにも尽力。

ビデオの長さ:2時間44分

Chapter1 プロローグ

Chapter2 なぜ野球肘になってしまうのか?
野球肩野球肘になりやすい状況などについて解説

Chapter3 肘を痛めてしまう原因動作

  • 肘の内側を痛めやすい投げ方
  • 野球肘を発症させる内旋型トップポジション
  • トミージョン手術とは?
  • 変化球を投げるとなぜ肘を痛めやすいのか?
  • 内旋型トップポジションで腕をしならせようとすると確実に野球肘になる
  • 上腕三頭筋が原因の野球肘
  • 投球時に肘がロックされやすい変化球
  • 肘がロックされやすいボールの握り方
  • 肘がロックされやすい親指の使い方
  • ネズミ(遊離軟骨)について
  • カタパルト投法で投げると肩も肘も痛める
  • 肘頭を痛めやすい投げ方
  • 肘を痛める間違った肘の先行のさせ方

Chapter4 野球肩になりやすい投げ方

  • 肩を痛めやすいテイクバックの形
  • 肩を痛めやすいコッキングの形
  • ほぼ確実に肩を痛めるパワーポジションからの投球
  • 手投げとは?
  • 左投手特有の肩を痛める投げ方
  • 肩への負荷が大きくなる肘の高さ
  • 肩を痛める間違ったオーバースロー
  • 徐々に肘が下がってしまう理由
  • 野球肩になるボールリリースの形
  • 肩への負荷が高くなる遠心力投法
  • 0ポジションとは?
  • 野球肩になる間違ったスナップスロー
  • 背筋を痛めやすい投球フォーム

Chapter5 野球肩野球肘になりにくい本当に正しい投げ方

  • ワインドアップ・ノーワインドアップ
  • セパレーション
  • テイクバック
  • コッキング
  • トップポジション
  • アクセラレーション
  • ボールリリース
  • フォロースルー
  • エクステンションとは?
  • 一連の動作によるモーション解説
  • 股関節の正しい使い方
  • 股関節を正しい動作で使えていないと、下半身で作ったエネルギーが上半身に伝わらず、結果的に上半身だけに頼った投げ方をするしかなくなる。
  • 股関節を正しい動作で使えるようになると、小柄でも細身でも速いボールを投げられるようになり、さらには怪我なく投げ続けることもできる。
  • 股関節を正しく使った投げ方こそが、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方
  • 野球肩になりやすく、制球力も低下させてしまう平地での投球練習のやり方
  • お父さんがお子さんとキャッチボールをする際の注意点

Chapter6 肩のコンディショニング

  • 野球肩のセルフチェック法
  • 4種類のインナリング

Chapter7 エピローグ

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