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2011年05月23日

緩急は何km差をつければ良いのか


バッターの技術が時代を追うごとに高まっていく中、緩急の使えないピッチャーはなかなか良い結果を継続させることができません。緩急とはつまり、速いボールをより速く見せる技術であり、遅いボールをより遅く見せる技術のことです。

緩急の話をする前に、まず覚えておいて欲しいことがあります。それは、人間が速度の違いを認知するには、平均速度の20%以上の変化が必要だということです。緩急の目的は、バッターにピッチャーのタイミングでバットを振らせることにあります。ですが平均速度の10%程度の球速差ではスピード差はほとんど認知できず、バッターは自らのタイミングでバットを振ってしまうことになります。※20%という数字は、ストレートの平均球速から割り出してください。、

例えばストレートの平均速度が130kmのピッチャーで考えてみることにしましょう。130kmの20%というと、26kmです。つまり130kmのボールを球速表示以上に速く見せるためには、104kmよりも遅いボールを投げる必要があるというわけです。

見方を変えれば、104kmのスローカーブを最大限に活かすためには、平均速度が130kmを超えるストレートが必要になります。平均130kmのストレートを投げられなければ104kmのカーブは、バッターの目には104kmにしか映りません。逆に130kmを超すストレートを投げられれば、104kmのボールはバッターの目には90kmくらいに感じられ、待てども待てどもボールがやって来ず、完全に泳いだスウィングをしてしまうことになります。

もう一度見方を戻してみましょう。104kmのスローカーブが投げられれば、130kmのストレートはバッターの目には140kmにも感じられるのです。するとバットは完全に振り遅れ、当たってもどん詰まりにしかなりません。

ではもし平均130kmのストレートを投げられるけど、10%の球速差しかない117kmのカーブしか投げられない場合はどうでしょうか?117kmのボールの後に130kmのボールが来ても、バッターの目にはせいぜい135kmくらいにしか感じられません。この程度の感覚の誤差であれば、バッターは十分に対応することが可能なわけです。

高校野球までなら、150kmのストレートを投げられればストレート1本でも勝つことができるかもしれません。しかし大学野球以上のレベルになると、例え155kmのストレートを投げられたとしても、それだけでは抑えることはできません。だからこそストライクゾーンを三次元で使うための緩急が必要になるというわけです。124kmのスライダーを見せたあとならば、155kmのボールはバッターの目には160km以上にも感じられるわけです。

このような観点からも、ぜひ一度ご自身の平均速度と最遅のスピード差を計測してみてください。その差が20%以上あれば、立派な緩急の使い手であると言えます。


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